今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩
治療総論
狭心症の治療法の選択
光藤 和明
1
1倉敷中央病院循環器内科
pp.2567-2569
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903419
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ポイント
●狭心症に対する治療の第一選択はPTCAを含めた冠動脈インターベンションである.
●冠動脈インターベンションが不可能なら冠動脈バイパス術(CABG)を考える.
●CABGが不可能か血行再建が不要なら,薬物療法のみを考える.
●安定狭心症一枝疾患に対しては,比較的広い領域の虚血を認めるときは薬物療法よりも冠動脈インターベンションが選択される.多枝疾患になるにしたがって手術のウェイトが大きくなる.
●薬剤不応性狭心症や梗塞後狭心症に対するPTCAの成績は必ずしも良くない.不安定狭心症はできるだけ薬物療法で安定化させたい.
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