今月の主題 循環器薬の使い方 '92
狭心症
不安定狭心症に対する治療薬の選択
光藤 和明
1
1倉敷中央病院・循環器内科
pp.38-39
発行日 1992年1月10日
Published Date 1992/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901303
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ポイント
1)入院の必要な不安定狭心症では,狭心症の安定化ができるまで薬剤の増量・追加をできるだけ速やかに行う.
2)硝酸剤,Ca++拮抗剤は基礎薬として使用する.
3)薬剤の選択にあたっては,増悪因子,血行動態などを考慮する.
4)薬剤による安定化が困難な場合は,PTCA,CABGなどを考慮し,CAGを行う.
5)そのような場合,IABPが有効であることが多い.
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