今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩
診断
冠動脈造影検査の今後の方向性
西田 隆寛
1
,
出川 敏行
1
,
山口 徹
1
1東邦大学医学部第3内科(大橋病院)
pp.2558-2560
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903416
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ポイント
●冠動脈造影により冠動脈の解剖,病変形態,冠攣縮,側副血行路が評価できる.
●冠動脈造影は狭心症の重症度,治療法の選択,治療効果判定に必要である.
●動脈造影の現時点での問題点は,侵襲的であること,入院を要すること,冠動脈病変の描出が不十分であること,シネフィルムを要すること,などである.
●近い将来,より侵襲が少なく,容易に止血でき,外来での検査が可能となり,また,画像処理のコンピュータ化,シネレス化により患者情報の活用が容易になると予想される.
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