今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩
診断
狭心症におけるMRの位置づけ
佐久間 肇
1
,
チャールズ B ヒギンス
1
Charles B Higgins
1
1Department of Radiology,University of California
pp.2555-2557
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903415
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ポイント
●MRIによる心筋虚血の診断は,最近の高速撮像法の進歩に伴い可能になりつつある.
●シネMRIによる左室機能評価は再現性に優れ,薬物負荷を用いれば,冠動脈狭窄に伴う左室壁運動異常を検出できる.
●造影剤投与後に高速ダイナミックMRIを行えば,虚血心筋は造影剤の流入が遅延するため,低信号領域として認められる.
●MRIを用いた冠動脈の血流速度計測も可能になりつつある.
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