特集 内科診療にガイドラインを生かす
循環器疾患
狭心症
海北 幸一
1
,
小川 久雄
1
1熊本大学大学院生命科学研究部循環器内科学
pp.34-39
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107075
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内科診療に役立つ国内外のガイドライン
狭心症の診断,治療に関する国内外のガイドラインは,欧米,そして日本から学会を中心に作成されている.欧米の学会からは,不安定狭心症および安定虚血性心疾患の診断と管理に関するガイドラインが発刊されている(表1)1~3).日本では,日本循環器学会が中心となり発刊されているが,「非ST上昇型急性冠症候群の診療に関するガイドライン(2012年改訂版)」4)「安定冠動脈疾患における待機的PCIのガイドライン(2011年改訂版)」5)「虚血性心疾患に対するバイパスグラフトと手術術式の選択ガイドライン(2011年改訂版)」6)「慢性虚血性心疾患の診断と病態把握のための検査法の選択基準に関するガイドライン(2010年改訂版)」7)「冠攣縮性狭心症の診断と治療に関するガイドライン(2008年初版)」8)などのように狭心症の病態,診断,評価,治療法によって細分化され,刊行されている.
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