今月の主題 呼吸器薬の使い方
呼吸器感染症の薬物療法
いわゆる市中感染性肺炎
山木戸 道郎
1
,
白井 千春
1
1広島大学医学部第2内科
pp.2380-2382
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903374
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●市中肺炎では喀痰性状の把握が重要で,膿性痰のときは細菌性肺炎を考える.
●喀痰のグラム染色は起炎菌推定に有用である.
●市中肺炎の起炎微生物では,肺炎球菌とインフルエンザ菌が重要である.
●肺炎球菌はセフェム系薬剤に耐性のこともあるため,注意を要する.
●インフルエンザ菌性肺炎ではβ-ラクタマーゼ産生株を考慮し,抗生剤を選択しなければならない.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.