今月の主題 呼吸器薬の使い方
呼吸器感染症の薬物療法
院内感染性肺炎
杉山 幸比古
1
1自治医科大学呼吸器内科
pp.2383-2385
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903375
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ポイント
●院内感染性肺炎の起炎菌は,院外(市中)肺炎と異なったパターンを呈し,緑膿菌を代表とするグラム陰性桿菌,MRSAが重要である.
●緑膿菌肺炎は,特に,顆粒球減少を伴うような免疫不全状態の患者では致命的となることもあるため,初期から強力な治療が必要である.
●MRSA肺炎では,MRSAが起炎菌かどうかの判断が重要となる.
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