今月の主題 呼吸器薬の使い方
呼吸器感染症の薬物療法
かぜ症候群とインフルエンザ
浜島 吉男
1
,
長尾 光修
1
1獨協医科大学越谷病院呼吸器内科
pp.2377-2379
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903373
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ポイント
●かぜ症候群のほとんどはウイルスや細菌の感染によって起こるが,なかでもウイルス感染に起因することが多いとされる.
●治療としては現在有効な抗ウイルス薬がなく,予後は良好なため対症療法剤が用いられる.
●初期症状には総合感冒薬で十分であるが,症状の強い場合には抗ヒスタミン剤や解熱鎮痛薬,非ステロイド性抗炎症薬などを併用する.
●咽頭炎,扁桃炎などの細菌感染には抗菌薬が適応となる.
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