今月の主題 呼吸器薬の使い方
気管支喘息の薬物療法のポイント
心因の関与した喘息の薬物療法
東田 有智
1
1近幾大学医学部第4内科
pp.2348-2350
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903365
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ポイント
●原則は通常の喘息治療と同様である.すなわち,軽症:β2刺激薬あるいはテオフィリンの頓用
中等症:BDPの吸入あるいはDSCGに加えてβ2刺激薬の吸入を頓用.さらにテオフィリン,経口β2刺激薬を加える.
重症:中等症のときの薬剤に加えて経口ステロイド薬を用いる.
●さらに明らかに心因が関与していると思われる喘息には,本文中の4つの適応に合致するものに対して抗不安薬あるいは抗うつ薬を副作用に注意しながら投与する.
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