今月の主題 呼吸器薬の使い方
気管支喘息の薬物療法のポイント
吸入性抗コリン薬の適応と限界
大川 健太郎
1
,
長坂 行雄
1
,
中島 重徳
1
1近畿大学医学部第4内科
pp.2345-2347
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903364
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ポイント
●抗コリン薬はムスカリン受容体に対する拮抗作用により,気管支を拡張させる.
●抗コリン薬は単独で用いず,β2刺激薬などと併用することにより,大きな気管支拡張作用を期待できる.
●COPDを合併した比較的高齢の喘息には抗コリン薬の併用が効果的である.
●ステロイド依存性の喘息患者にも効果がみられることがあり,一度は試してみる価値がある.
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