今月の主題 内科エマージェンシー
疾患別内科エマージェンシー
急性心不全
加勢田 直人
1
,
早崎 和也
1
1済生会熊本病院循環器科
pp.2150-2152
発行日 1994年10月10日
Published Date 1994/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903005
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ポイント
●急性心不全に対するアプローチの第一歩は,基礎疾患および重症度の把握である.
●重症度の臨床的な評価方法としては,Killip分類およびForrester分類が使用される.
●治療の原則は,安静と水分・塩分制限および酸素投与である.
●薬物治療の基本は,利尿薬,塩酸モルヒネ,ジギタリス製剤および血管拡張薬の投与である.
●治療抵抗性であれば,カテコールアミン製剤,PDE阻害薬,場合によっては,人工呼吸管理(PEEP),補助循環装置(IABP, PCPSなど)や体外式限外濾過(ECUM)の使用が必要となる.
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