カラーグラフ 生検による組織診断・9
皮膚
杉原 佳子
1
,
真鍋 俊明
2
1岡山医学検査センター
2川崎医科大学病理
pp.1989-1993
発行日 1994年9月10日
Published Date 1994/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902970
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■皮膚生検の手技
皮膚生検は,簡便で危険性が少なく,得られる情報が多いため頻繁に行われる.生検方法には摘除生検(excisional biopsy),切除生検(incisionalbiopsy),パンチ生検(punch biopsy),削除生検(shave biopsy)などがある.
それぞれに適応があるが,一般に前2者が望ましい.パンチ生検は簡便で,後で完全摘出を要する腫瘍や,手術範囲を決めるための多数個の生検には便利であるが,組織が損傷を受けやすいのであまり勧められない.
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