特集 周産期に子どもを亡くした家族に寄り添う
回復への支援―カラーセラピー
杉原 佳子
1
1株式会社ハート&カラー
pp.970-973
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100433
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カラーセラピーの現場から
「今日の気持ちや体調を色にたとえると何色でしょう?」
私たちの行なっているカラーセラピーは,このような言葉かけから始まります。しかし,とてもショックな体験の後や病気など心身の重い症状を長い間抱えているときなどは,すぐに自分の気持ちを感じられないときもあるかと思います。
さまざまな現場でカラーセラピーを実践している色彩心理学者の末永蒼生氏は,そんなときに,「セカンドステップセラピー」を提唱しています。色を通してマイナスの感情を吐き出し,次に新鮮な感情の色を取り込む,このような色を使った感情表現を2段階に分けて行なうものです。
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