特集 若手外科医のための消化器外科基本手技
皮膚切開・皮膚縫合
大森 春佑
1
,
中里 徹矢
1
,
阿部 展次
2
,
須並 英二
2
,
鈴木 裕
3
,
阪本 良弘
2
1東京都健康長寿医療センター消化器・一般外科
2杏林大学医学部消化器・一般外科
3杏林大学医学部付属杉並病院消化器・一般外科
キーワード:
開腹法
,
皮膚切開
,
皮膚縫合
Keyword:
開腹法
,
皮膚切開
,
皮膚縫合
pp.1605-1613
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004662
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皮膚切開は手術の最初の過程,皮膚縫合は手術の最後の過程であり,重要かつ基本的な手技である。近年は定型的な手術に対しては腹腔鏡手術やロボット支援手術の普及が進み,ポートの刺入のための皮膚切開や小切開を行う機会が増加した。一方,進行癌に対する拡大手術や再肝切除では,開胸開腹操作が行えるような大きな皮膚切開が現代でも必要となる。また,皮膚の縫合では創面を正着させるための適切な方法がある。

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