今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患
リウマチ性疾患へのアプローチのしかた
リウマチ性疾患に現れる皮膚病変
福屋 崇
1
,
真鍋 俊明
1
1川崎医科大学病理学教室
pp.1690-1692
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906994
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ポイント
●リウマチ性疾患に出現する皮膚病変は多彩である.
●リウマトイド結節は慢性関節リウマチに比較的特異性が高く,特徴的なpalisadinggranulomaを形成するが,若年性関節リウマチや稀にはリウマチ熱でも類似の組織像を示す皮下結節を認めることがある.
●若年性関節リウマチおよびリウマチ熱に特異性の高い皮膚病変はそれぞれ,リウマトイド疹および輪状紅斑である.
●リウマトイド好中球性皮膚炎は重症の慢性関節リウマチに合併し,真皮全層の好中球を主体とするびまん性の細胞浸潤を示す.
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