今月の主題 水電解質・酸塩基平衡の調節とその異常
Ca・Pの調節とその異常
血清Ca・P濃度の調節機構
塚本 雄介
1
1北里大学医学部内科
pp.1888-1890
発行日 1994年9月10日
Published Date 1994/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902942
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ポイント
●血清中Caのうち,生体活動の調節を行っているのは遊離Ca2+のみである.
●血清Ca2+濃度の低下に最も迅速に反応するのは副甲状腺ホルモン(PTH)分泌である.
●血清P濃度は,血清Ca2+濃度とPTHによって最も調節を受ける.
●腸管にはPTH受容体が存在せず,1,25(OH)2D3によりCa,Pともにその吸収は促進される.
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