今月の主題 循環器薬の使い方 1994
急性心筋梗塞
新しい血栓溶解薬
長尾 建
1
,
上松瀬 勝男
2
1駿河台日本大学病院循環器科
2日本大学医学部第2内科
pp.1439-1441
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902844
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ポイント
●今日,新しい血栓溶解薬として,t-PAの欠点を遺伝子工学的手法により改変した第二世代のt-PA(mutant〔modified〕t-PA)が開発され,臨床治験段階に入っている.
●mutant t-PAは,従来のt-PA(第一世代)より血中半減期を延長させ,bolus静脈内投与を可能にさせたことが最大の特徴である.
●臨床治験では,bolus投与短時間で高率に冠再開通が得られる成績が集まりつつある.
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