今月の主題 臨床医のための栄養ガイダンス
病態別栄養管理と指導の実際
消化管切除後—特に胃全摘術後について
中根 恭司
1
,
日置 紘士郎
1
1関西医科大学第2外科
pp.1180-1182
発行日 1994年6月10日
Published Date 1994/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902783
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ポイント
●胃全摘後では,胃が多少残っているものより1回摂取量が少なく,消化吸収障害も強い.このため,きめ細かな食事指導ならびに栄養管理が必要である.
●食事療法のポイントは,①1日5〜6回に分けて摂取する,②5種類の栄養素をバランスよくとる,③消化吸収のよい食べ物をとる,④時間をかけてよくかむ,⑤食後は安静にする,などである.
●胃切除後後遺症のうち,ダンピング症候群,逆流性食道炎は食事療法によりある程度症状を軽快させることが可能である.
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