カラーグラフ 生検による組織診断・5
消化管(Ⅰ)
滝澤 登一郎
1
1東京都立駒込病院病理科
pp.1035-1039
発行日 1994年5月10日
Published Date 1994/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902754
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消化管の生検材料は,病理組織診断の対象として最も一般的なもので,病理医にとっては,最初に実地診断の訓練の対象となる“入門篇”である.しかし,他の領域と同様に,各症例を的確に診断することは決して容易なものではなく,片手間仕事は通用しない.
2回にわたり,消化管の生検組織診断に内包されている問題点について,具体例に即して解説してみたい.初回は胃癌の生検診断を取り上げ,次回に食道と大腸の生検に関する問題を中心に概説する.
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