今月の主題 循環器疾患の画像診断
何を診断できるか—適応と限界
負荷心筋シンチグラフィ
西村 重敬
1
1横浜労災病院循環器科
pp.2264-2266
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902509
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●心筋血流トレーサーとして,201Tlと99mTc-MIBIが用いられ,201Tlの初期分布は,血流量と心筋への取り込み率で決定され,相対的な濃度差がイメージングされる.
●より軽度の狭窄病変を検出するために,運動負荷法,薬物負荷法を行う.
●適応は,冠動脈疾患のスクリーニング,診断のついた例の機能的重症度の評価,予後の推定,治療効果の判定である.
●201Tl SPECTの冠動脈疾患の有無に関する診断能は,感度90%,特異度70%程度である.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.