今月の主題 膠原病—診断へのアプローチと最新の治療法
膠原病の診断法と活動性の評価
Overlap症候群と混合性結合組織病
海瀬 俊治
1
,
西間木 友衛
1
1福島県立医科大学第2内科
pp.1881-1883
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902424
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●MCTDは,SLE,PSS,PM/DMなどにみられる症状や所見が混在し,血清中に抗nRNP(U1-RNP)抗体が認められる疾患である.
●MCTDの予後に最も影響する因子は肺高血圧症である.早期診断のために,MCTD肺高血圧症診断の手引きが有用である.
●Overlap症候群は確実膠原病+確実膠原病の完全重複例で,単独膠原病に比べ血管炎症状が出やすく,予後もあまりよくない.
●PSS-PM重複症候群に抗Ku抗体や抗PM-Scl抗体が特徴的である.
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