今月の主題 膠原病診療の実際
診断へのアプローチ
Overlap症候群とMCTD
西間木 友衛
1
,
粕川 禮司
1
1福島県立医科大学・第2内科
pp.1382-1383
発行日 1987年8月10日
Published Date 1987/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221043
- 有料閲覧
- 文献概要
MCTDは1972年にSharp1)により提唱された疾患概念で,全身性エリテマトーデス(SLE),全身性強皮症(PSS)および多発性筋炎・皮膚筋炎(PM・DM)3疾患の臨床症状を部分的に重複し,かつ,抗nRNP抗体高値の血清学的特徴を示す疾患である.一方,SLE,PSS,PM・DM 3疾患間の重複は従来overlap症候群として扱われてきたもので,MCTDがクローズアップされるにつれoverlap症候群との関係が改めて問題とされてきた.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.