今月の主題 糖尿病 1993
糖尿病人口の現況と予後
IDDMの頻度と予後
田嶼 尚子
1
,
丸山 道彦
1
,
清水 佳苗
1
1東京慈恵会医科大学第3内科
pp.1392-1394
発行日 1993年8月10日
Published Date 1993/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902203
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●わが国の15歳未満のIDDMの有病者数は,約2,200人と推定される.
●わが国のIDDMの発症率は年間10万人当たり約2名で,思春期の発症が多く,世界で最も頻度が低い.
●発症率は国内で差はなく,増加傾向は明らかでない.
●IDDMの死亡率は約6/1,000人年で男女差はなく,普通の人に比べて9倍死亡するリスクが大きい.
●治療の進歩や医療制度の改善の結果,死亡率は近年大幅に低下している.
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