今月の主題 心不全診療の新たな展開
心不全に対する基礎的研究の進歩
心不全と血管作動物質
平田 結喜緒
1
1東京医科歯科大学医学部第2内科
pp.1122-1125
発行日 1993年6月10日
Published Date 1993/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902148
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●心不全では,心臓の代償機構として血管作動性物質の産生・分泌が亢進する.
●血管収縮因子であるアンジオテンシン,エンドセリン,バゾプレッシンは末梢血管抵抗を増加させるのみならず,心肥大因子としても作用する.
●心不全状態では,これら血管収縮因子は逆に増悪因子として作用し,病態を修飾する.
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