今月の主題 ウイルス肝炎ABC
ウイルス肝炎の臨床
劇症肝炎の臨床と肝炎ウイルス
坪内 博仁
1
,
馬場 芳郎
2
,
迫 勝巳
2
,
今村 也寸志
2
1宮崎医科大学第2内科
2鹿児島大学医学部第2内科
pp.466-468
発行日 1993年3月10日
Published Date 1993/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902020
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●劇症肝炎の病因としてはウイルスが多い.特に,C型を含む非A非B型では亜急性型の経過をとり,予後が不良であるものが多い.
●劇症肝炎の治療に,インターフェロンおよび免疫抑制剤が導入され,生存率の向上が期待されている.
●劇症肝炎の早期診断には,プロトロンビン時間やヘパプラスチンテストとともに肝細胞増殖因子(HGF)の測定が有用であり,そのレベルの著しい上昇は予後が悪いことを示している.
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