今月の主題 内科疾患患者の生活指導
内分泌・代謝疾患
甲状腺疾患
森田 三雄
1
,
野口 志郎
1
1野口病院
pp.280-281
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901976
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- 文献概要
●バセドウ病の場合,薬物療法の効果が現れるまでに1カ月以上要するので,服薬指導を適切に行い,副作用発現にも注意を促して,肥満に陥らないようカロリー制限を行う.
●放射性ヨード治療を行っている際は海藻類の摂取は控えさせる.
●心房細動が出現したときは除細動を行わなければならない.
●慢性甲状腺炎(橋本病)の場合は,動脈硬化の進行,副腎皮質機能不全に留意する.甲状腺ホルモン剤の副作用についてはあまり気にすることはないが,規則的な服薬を厳守させる.
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