発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006218617
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近年の分子内分泌学の成果として,多発性内分泌腺腫症1型と2型の原因遺伝子発見があげられる.これらの遺伝子診断が可能となったという新たな時代を迎えた.また近年の臨床病理学的知見の積み重ねにより,家族性非髄様甲状腺癌の病態が明らかとなりつつある.しかし一方では,原因遺伝子が解明されたものでは,遺伝子診断にかかわる諸問題も生み出すこととなり,甲状腺・副甲状腺腫瘍に関する遺伝性・家族性腫瘍の診療において無視できない問題となってきた
©Nankodo Co., Ltd., 2006