今月の主題 出血傾向の臨床
血小板と出血傾向
薬剤による血小板機能異常
川合 陽子
1
1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部
pp.93-95
発行日 1993年1月10日
Published Date 1993/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901935
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●血小板機能異常を来す薬剤は，作用機序の面から，アラキドン酸代謝阻害剤と環状ヌクレオチド代謝に関係する薬剤などに分類される．
●日常臨床で汎用される使用用途から分類すると，抗生物質，抗血栓剤，心疾患治療薬，Volume Expanders，向精神薬，抗腫瘍剤などに分類される．
●汎用される薬剤の中でも，アスピリン，インドメタシンなどの非ステロイド系抗炎症剤，アンピシリンやチカルシリンなどのペニシリン系抗生剤は，特に注意する必要がある．
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