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今月の特集1 血小板の異常を正しく診断するために
血小板計測のポイントと血小板異常症の診断ワークフロー
Points of platelet counting, and diagnostic workflow of platelet abnormalities
近藤 弘
1
,
竹田 知広
1
,
永井 豊
1,2
,
川合 陽子
3,4
1関西医療大学保健医療学部臨床検査学科
2日本光電工業株式会社検体機器事業本部精度管理室
3国際医療福祉大学臨床医学研究センター
4医療法人財団順和会山王病院臨床検査部
キーワード:
EDTA依存性偽性血小板減少症(EDP)
,
偽低値
,
自動血球分析
,
先天性血小板減少症
,
後天性血小板減少症
Keyword:
EDTA依存性偽性血小板減少症(EDP)
,
偽低値
,
自動血球分析
,
先天性血小板減少症
,
後天性血小板減少症
pp.110-115
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201095
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Point
●血小板減少を認めたときは,検体の凝固・血小板凝集の有無,前回値,分析装置からの各種情報を確認するとともに,塗抹標本を観察することが極めて重要である.
●血小板減少症の診断時には,血小板数・サイズ,血小板以外の血球異常の有無などに留意して疾患を鑑別し,確定診断に必要な追加検査を実施する.
●先天性血小板減少症には多くの疾患が含まれるため,その診断は容易ではないが,血小板サイズとそれらの出現率の解析結果がその診断の一助となる.
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