今月の主題 神経症候—リアルタイムの診療
神経疾患と検査法
神経疾患と画像診断の進め方
岩崎 泰雄
1
1東邦大学医学部・第4内科
pp.2256-2265
発行日 1992年12月10日
Published Date 1992/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901902
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ポイント
1)脳血管障害で第一に行う検査はCT.
2)脳幹梗塞を疑ったときはMRI.
3)多発性硬化症の診断におけるMRIのsensitivityは高く,Gd-DTPAを用いて病変の活動性が知られる.
4)脊髄・脊椎疾患の際は撮像部位を絞っておくことが大切.骨はCT,脊髄はMRI.
5)変性疾患のCT,MRI所見は非特異的なもので,臨床所見・生化学データが鑑別に重要である.
6)痴呆症におけるCT,MRIの役割は治療可能な疾患を見過ごさないことである.
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