今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学
食細胞とその他の免疫細胞
好酸球の免疫への関わり
中島 宏和
1
,
福田 健
1
,
牧野 荘平
1
1獨協医科大学・アレルギー内科
pp.2004-2006
発行日 1992年11月10日
Published Date 1992/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901853
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ポイント
1)好酸球は最近ではアレルギー性炎症の形成に積極的に関与するエフェクター細胞として認識されるようになった.
2)好酸球の分化・増殖,組織への浸潤,局所での活性化において,Tリンパ球が重要な役割を演じ,サイトカインがこれらに深く関与していることが判明してきた.
3)好酸球には免疫グロブリンのFc部分に対するレセプターが存在し,液性免疫とも深く関与している.
4)喘息において,Tリンパ球から放出されるIL-5が好酸球機能と活性を調節していることが,in situ hybridization法で確認されている.
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