消化器癌におけるバイパス術とステント治療
胆道 胆道狭窄に対するバイパス術
有田 淳一
1
,
吉岡 龍二
,
赤松 延久
,
金子 順一
,
阪本 良弘
,
長谷川 潔
,
國土 典宏
1東京大学 肝胆膵・人工臓器移植外科
キーワード:
開腹術
,
空腸
,
膵臓腫瘍
,
総肝管
,
総胆管造瘻術
,
胆汁うっ滞-肝外
,
胆嚢切除
,
腸間膜
,
黄疸-閉塞性
,
肝管空腸吻合術
,
胆道再建術
,
腸吻合術
Keyword:
Choledochostomy
,
Cholestasis, Extrahepatic
,
Cholecystectomy
,
Jejunum
,
Hepatic Duct, Common
,
Laparotomy
,
Mesentery
,
Pancreatic Neoplasms
,
Jaundice, Obstructive
pp.1076-1080
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016410220
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
最近の内視鏡的胆道アプローチ技術の進歩により,切除不能悪性腫瘍による閉塞性黄疸例での外科的胆道バイパス術の適応は減少した.しかしながら,内視鏡的胆道ドレナージ困難例や幽門狭窄があり胃空腸吻合も同時に必要な場合,あるいは開腹後に非治癒因子が発見された場合などでは有用な選択肢である.病態からは術後の合併症を可及的に起こさないことが求められるが,いくつかの技術的ポイントがあるのでよくおさえていただきたい.
©Nankodo Co., Ltd., 2016