今月の主題 胆道系疾患1992
胆道系疾患診断の基本と最近の進歩
肝機能検査による胆道系疾患の鑑別診断
柴田 実
1
1川崎中央病院・内科
pp.228-229
発行日 1992年2月10日
Published Date 1992/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901357
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ポイント
1)肝機能検査でGOT,GPT,LDHなどの逸脱酵素の上昇に比べて,ビリルビンや胆道系酵素の上昇が優位な場合,胆道系疾患の存在が疑われる.
2)胆道系疾患と鑑別を要するには肝内胆汁うっ滞型の肝疾患が主であるが,肝疾患以外でも胆道系疾患に類似した検査成績を示すことがある.
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