新しい超音波検査法・2
肝・胆道系
加藤 栄一
1
,
鈴木 彰
1
1秋田大学・第1外科
pp.184-190
発行日 1978年2月15日
Published Date 1978/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914668
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近年,超音波の臨床医学への応用は目覚ましい発展をみており,臨床各科の診断に広く用いられている.なかんずく,腹部疾患,特に肝・胆道系疾患に対する応用は,その代表的なものと言えよう.
胆石症を超音波によって診断しようとする試みは,Ludwig1)による摘出胆石の音響学的特徴の測定に始まり,本邦,和賀井ら2)によって,世界に先駆けて臨床応用がなされた.超音波診断法は,超音波が生体軟部組織の分析能力に優れているという特徴を生かしたものであるが,肝・胆道系疾患における本診断法に限って,その長所を列記すると以下のごとくである.
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