今月の主題 臓器感染症と抗生物質の選択
その他の感染症の治療
免疫不全症と感染症の治療
青木 泰子
1
1筑波大学・臨床医学系
pp.1784-1789
発行日 1991年10月10日
Published Date 1991/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901105
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
免疫不全に合併する感染は,
1)迅速な対応が必要である.感染巣の把握と起因菌の検出に努めると同時に,広域スペクトラム抗菌薬の投与を開始する.
2)基礎疾患により対応が異なる.免疫不全病態の適切な評価が必要である.病態に応じた補充療法が有効なことがある.
3)起因菌は弱毒菌であることが多いが,抗菌薬や消毒薬に耐性を示すことが多い.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.