今月の主題 アレルギー疾患診療の実際
治療の基本
非特異的変調療法
高石 敏昭
1
1東京大学医学部・物療内科
pp.286-287
発行日 1991年2月10日
Published Date 1991/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900718
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ポイント
1)非特異療法には金療法,ヒスタグロビン療法,アストレメジン療法などがある.
2)金療法の有効率は70%で,効果は400mgくらいで始まる.
3)金療法の副作用は皮疹,口内炎,造血器障害,腎障害,間質性肺炎である.
4)金療法による間質性肺炎は症状に比して,X線上,中肺野に強い陰影が認められる.
5)ヒスタグロビン療法,アストレメジン療法は有効率60〜80%である.
6)ヒスタグロビン療法,アストレメジン療法の副作用は軽微である.
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