今月の主題 アレルギー疾患診療の実際
診断・検査のポイント
皮膚テストの施行方法と判定法
早川 哲夫
1
1国立相模原病院・リウマチ・アレルギー臨床研究部
pp.228-229
発行日 1991年2月10日
Published Date 1991/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900702
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気管支喘息をはじめとするアレルギー性疾患では,IgE抗体を介した即時型アレルギーが関与しており,IgE抗体の検出はアレルギー性疾患の診断・治療に不可欠である.近年,RAST(radio-allergosorbent test),ELISA(enzyme linked im-munosorbent assay)が普及し,血清診断が容易になってきた.とくにELISAは一度に多数の検体が処理できるため,IgE抗体の測定の主流となりつつあるが,皮膚テストはこれら血清診断法より感度がよく,簡便であり,安価であるなどの理由より,今でも広くアレルゲンの検出法として用いられている.
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