研究
キナーゼテストの細分判定法
斎藤 功
1
,
井上 馨
1
,
横山 桂子
1
,
長谷川 妙子
1
,
橘 文紀
1
1福島県立会津総合病院中央臨床病理部
pp.1082-1084
発行日 1975年10月15日
Published Date 1975/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909125
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緒言
溶連菌感染症の血清学的診断法としてASO価測定が広く行われているが,本反応単独では本症の診断は不確実であり,その他の本菌体外産物抗体を併用測定することが望まれる1).
なかんずく抗ストレプトキナーゼ(ASK)の測定が,近年簡単に行えるようになった.すなわち,患者血清にホルマリン,タンニン酸処理のヒツジ赤血球にストレプトキナーゼ吸着の抗原を作用し,間接的に赤血球凝集反応よりASKを測定するものである.
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