今月の主題 不整脈診療プラクティス
治療についてのセミナー
人工ペースメーカーの適応と機種およびその選択
進藤 剛毅
1
1東京大学医学部・胸部外科
pp.106-110
発行日 1991年1月10日
Published Date 1991/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900675
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ポイント
1)ペースメーカーの適応:徐脈性不整脈群と頻脈性不整脈群に分ける.頻脈群での適応決定には,とくに電気生理学的検査(EPS)が不可欠.
2)機種の表記法:アルファベット3(5)文字による“3文字コード方式”,“5文字コード方式”.第1文字…ペーシング部位,第2…センシング部位,第3…応答様式,第4…プログラム機能,第5…抗頻拍性不整脈機能を表す.
3)機種の選択:①心室ペーシング(VVI)…あらゆる房室ブロック.②心房ペーシング(AAI)…房室ブロックのないSSS.③心房心室順次ペーシング(DVI).房室ブロック,心房細動のないSSS.④DDDペーシング…ほとんどすべての徐脈性症例.⑤レート応答型ペーシング(VVIR,AAIR,DDDR)…すべての徐脈性症例.⑥植え込み式除細動器(AICD)…頻脈性心停止,反復する持続性心室頻拍.
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