今月の主題 呼吸不全の臨床
慢性呼吸不全の臨床
経気管支肺生検の意義
斎木 茂樹
1
,
蛇沢 晶
1
,
熊坂 利夫
1
,
鈴木 良夫
1
1聖路加国際病院・病理学科
pp.772-774
発行日 1990年5月10日
Published Date 1990/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900193
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経気管支肺生検(transbronchial lung biopsy;TBLB)は,近年比較的容易に,各施設で行われるようになり,それによる診断が有用な場面にもしばしば遭遇するようになった.しかし,TBLBという特殊な方法による診断上の制約も大きい.したがって,対象となる疾患や採取される部位も限られてくる.
今回はすでに述べられている慢性呼吸不全を呈するどのような疾患に有用か否か,また,組織診上の鑑別診断も含めて述べてみたい.
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