今月の主題 呼吸不全の臨床
呼吸不全の概念と病態生理
慢性呼吸不全の急性増悪
中田 紘一郎
1
1虎の門病院・呼吸器科
pp.736-738
発行日 1990年5月10日
Published Date 1990/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900181
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慢性呼吸不全を呈する呼吸器疾患には,肺気腫症,びまん性汎細気管支炎,慢性気管支炎などの閉塞性肺疾患や肺結核後遺症,特発性間質性肺炎など種々のものがある.
慢性呼吸不全の急性増悪とは,これら基礎疾患のうえに感染などの誘因が加わり,その病態が急激に悪化して呼吸不全が増悪し,緊急に新たな治療が必要となった状態をいう.
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