今月の主題 循環器薬の使い方 2009
病態に応じた薬物治療の基本
慢性心不全の急性増悪
猪又 孝元
1
1北里大学医学部循環器内科学
pp.84-86
発行日 2009年1月10日
Published Date 2009/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103741
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ポイント
●心不全治療としての「目に見える治療」と「目に見えない治療」の棲み分けを意識する.
●「目に見えて悪い」心不全例では,「目に見える治療」を「目に見えない治療」に優先させる.
●他臓器の合併症を回避しつつ「目に見える治療」で急性増悪から脱却したら,「目に見えない治療」にギアチェンジをかける.
●「目に見えない治療」の妥当性判断として,BNP 100~200 pg/mlを閾値として補完的に活用する.
●心不全という「状態」にのみ専心せず,同時にその「原因」を追求して解除策を求める.
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