今月の主題 再灌流療法時代の急性心筋梗塞診療
発生の機序と病態
心筋梗塞と血栓
堀江 俊伸
1
1東京女子医科大学・循環器内科
pp.12-14
発行日 1990年1月10日
Published Date 1990/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900003
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これまで心筋梗塞の発生機序に関する研究は主として剖検例を対象とし,血栓の発現頻度について論じられてきた.しかし近年,不安定狭心症や心筋梗塞発症急性期に冠動脈造影が施行されるようになり,心筋梗塞発症早期の病態が明確に把握できるようになった.これらの臨床所見とこれまでの病理所見を対比すると,さらに心筋梗塞の発症機序がよく理解できる.
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