増大号特集 続・Quality Indicatorの実装とその改善—日々の診療に役立つ診療評価指標
各論 プライマリ・ケア
健康格差への対応の評価指標
長谷田 真帆
1
1京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻社会疫学分野
キーワード:
健康格差
,
健康の社会的決定要因
,
SDH
,
周縁化
,
公正性
Keyword:
健康格差
,
健康の社会的決定要因
,
SDH
,
周縁化
,
公正性
pp.1814-1818
発行日 2024年10月10日
Published Date 2024/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229797
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Point
◎健康格差への理解とその対応は,医療者に必須のコンピテンシーの1つとなっている.
◎健康格差への対応や評価指標として,コンセンサスの得られたものは見当たらない.
◎包括的な健康状態や生活の質(QOL),連携や意思決定への参画状況などが,周縁化された人々への診療評価指標(QI)候補として提案されている.
◎医療の質評価では公正性の観点が抜けがちであり,社会背景ごとに評価できる体制整備が急務である.
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