増大号特集 続・Quality Indicatorの実装とその改善—日々の診療に役立つ診療評価指標
各論 プライマリ・ケア
かかりつけ医/主治医の評価指標
菊池 徹哉
1
,
藤沼 康樹
1
1生協浮間診療所
キーワード:
かかりつけ医の質評価
,
都市部と離島の比較
,
プライマリ・ケアのパラドックス
,
Generalist Simple Rules
,
ヘルスシステムの創発特性
Keyword:
かかりつけ医の質評価
,
都市部と離島の比較
,
プライマリ・ケアのパラドックス
,
Generalist Simple Rules
,
ヘルスシステムの創発特性
pp.1810-1813
発行日 2024年10月10日
Published Date 2024/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229796
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Point
◎わが国には確立したかかりつけ医の質評価指標がなく,都市部では患者に選ばれるプロセスが重要である.
◎かかりつけ医の質評価は,ヘルスシステムの機能,かかりつけ医としての能力,地域住民から求められる役割の3つの視点から行うべきである.
◎プライマリ・ケアの評価には,生物医学的指標の限界や心理的・社会的問題への対応の難しさが課題である.
◎広範な問題への対応,健康とつながりの促進,個別化されたケアの提供が重要である.
◎質評価指標の開発には,医療化できない問題や家族・地域へのアプローチを評価できる基準が必要である.
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