特集 どこでもみれる?—コモンディジーズとしての感染症アップデート
新型コロナミミック
COVID-19流行初期に発熱・非定型肺炎で転院搬送された一例
前田 正
1
1東邦大学医療センター大森病院総合診療科
キーワード:
非定型肺炎
,
逆Gottoron徴候
,
筋無症候性皮膚筋炎
Keyword:
非定型肺炎
,
逆Gottoron徴候
,
筋無症候性皮膚筋炎
pp.569-571
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229482
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症例
症例 62歳,男性.
現病歴 2週間前,サプリメントを内服後に全身の皮疹にて近医皮膚科を受診し,経過観察となっていた.その後,発熱と体動困難が増悪したため前医に搬送され,重度の脱水所見とCT所見で非定型肺炎との鑑別を要する間質性陰影を認めた.当時の流行状況から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による肺炎が疑われたため,精査加療目的にて当院へ転院となった.
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