特集 腎機能を考慮した内科疾患の診療
腎機能が病態・治療に関係する疾患
〈循環器疾患〉
Cardio-renal syndrome—体液調節と心・腎保護
増田 貴博
1
1自治医科大学腎臓内科学
キーワード:
心腎連関
,
cardio-renal syndrome
,
SGLT2阻害薬
,
体液調節
,
バソプレシン
,
ループ利尿薬
Keyword:
心腎連関
,
cardio-renal syndrome
,
SGLT2阻害薬
,
体液調節
,
バソプレシン
,
ループ利尿薬
pp.656-661
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229522
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Point
◎cardio-renal syndromeとは,心臓または腎臓の一方の機能障害が他方の機能障害を誘発する病態である.
◎体液量の必要度が正反対である心臓と腎臓の保護を両立させるためには,体液の適正化が重要である.
◎SGLT2阻害薬の長期的な体液適正化作用は,レニン-アンジオテンシン系および交感神経系の活性化抑制を介して心・腎保護に寄与する可能性がある.
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