特集 令和の頭痛診療—プライマリ・ケア医のためのガイド
扉
竹島 多賀夫
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1寿会富永病院・富永クリニック 脳神経内科・頭痛センター
pp.2324-2325
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228629
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令和3年(2021年)は,カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)関連抗体薬がわが国でも片頭痛治療に使用できるようになり,『頭痛の診療ガイドライン2021』が改訂・公開されました.まさに,わが国の頭痛医療のマイルストーンとなる年でした.頭痛関連の講演会や勉強会,さまざまな情報提供がなされるようになり,新たに頭痛診療に興味をもっていただいた方や,これまで以上に頭痛診療に取り組もうとする方も増えています.このようなわが国における頭痛医療の状況をふまえ,プライマリ・ケアに携わる医師や研修医,さらには薬剤師,看護師,臨床心理士,理学療法士など,頭痛診療に関わるすべての医療従事者にわかりやすく包括的な情報を提供できる特集をめざして企画させていただきました.執筆陣はわが国の頭痛医療のトップエキスパート,オピニオンリーダーとしてご活躍の方々にお願いしました.
座談会には,総合診療のトップエキスパートである生坂政臣先生と,わが国を代表する頭痛専門医である五十嵐久佳先生をお招きしました.
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