特集 意外と知らない? 外用薬・自己注射薬—外来診療での適“剤”適所
注射薬
【生物学的製剤】
気管支喘息での使い分け
長野 宏昭
1
1沖縄県立中部病院呼吸器内科
キーワード:
難治性喘息
,
オマリズマブ
,
メポリズマブ
,
ベンラリズマブ
,
デュピルマブ
Keyword:
難治性喘息
,
オマリズマブ
,
メポリズマブ
,
ベンラリズマブ
,
デュピルマブ
pp.247-251
発行日 2022年2月10日
Published Date 2022/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228046
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Point
◎生物学的製剤は最重症持続型の難治性喘息に適応があり,従来の吸入薬(高用量ICS+LABA±LAMA)を行っても症状が残る症例に使用を検討する.
◎気管支喘息に使用可能な生物学的製剤は4種類あり,作用機序,併存症,通院頻度などで使い分けるようにする.
◎高額な薬剤でもあり,開始時は呼吸器内科に相談,高額医療の申請が望ましい.
◎従来の吸入薬のアドヒアランスや喘息以外の疾患の合併がないかも疑う.
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