特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ
各論(症状編)
もの忘れの診かた—治療可能な認知症,Alzheimer型認知症などの変性疾患による認知症の鑑別ポイント
玉岡 晃
1
1筑波大学医学医療系神経内科学
キーワード:
もの忘れ
,
軽度認知障害
,
認知症
,
治療可能な認知症
,
Alzheimer型認知症
Keyword:
もの忘れ
,
軽度認知障害
,
認知症
,
治療可能な認知症
,
Alzheimer型認知症
pp.2288-2291
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227339
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Point
◎認知症の診断には,まず「正常加齢に伴うもの忘れ」や「軽度認知障害」,「認知症と紛らわしい病態」を識別する必要がある.
◎その後,「治療可能な認知症」を除外し,Alzheimer型認知症をはじめとする認知症の鑑別診断を進めていく.
◎認知症の診断には何よりも問診が重要であり,適切な問診によって,「認知症か否か」,「生活機能障害をきたしている要因は何か」を明らかにすることが重要である.
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